2017 February
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パリに憧れている高校生だった私がフランス語を習っていた日仏学院、懐かしい 思い出が蘇る。当時はまだ珍しかったガーデンカフェでお茶を飲んだり フラン スの雑誌を見たり、夢のような時間だった。パリから友人のR嬢がこちらに赴任 になったと聞いて久々の再会。映画に出でてきそうな素敵なブッ クストアも健 在、フランスのインテリア雑誌を購入。 |
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快晴のゲレンデ、キラキラ光る雪面に映る森林の影が美しく、滑りぬけてしまう のが惜しいくらい。滑りながらデザインのインスピレーションが次々 に・・・。 |
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パリのドミニ・ペロー事務所で働いていたH君のお誘いで、恵比寿に竣工した 「教会とオフィィスの複合ビルー恵比寿SAビル」のオープンハウスに伺 う。 恵比寿公園に挟まれた敷地に建つ、教会・住居・テナントオフィスからなる10階 建ての複合建築。次々とテナントビルの建替えが続く駒沢通り、 新たな風景を 作り出すきっかけとなる建築のあり方を目指したとのお話。5階から上のテナン トオフィス部分はスケルトンでの賃貸を基本として、入居 者による内装工事を 前提とした新しいリーシング方式の提案と言うのが面白い。「作りこんでいな いー賃貸者が自由に作れる」余白のある貸し方、イニ シャルコストも削減出来 て両者にメリットがあるとのこと。ずいぶん前に伺ったラカトン&ヴァっサルの 事務所を思い出す。 |
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昨年の7月に世界遺産に登録が決まったフランスの建築家ル・コルビジェの日本 唯一の作品であるこの西洋美術館。松方コレクションの返還をきっかっ けに生 まれたこの美術館プロジェクト1954年に建設が決定、ル・コルビジェによる 基本設計を元に、前川國男、坂倉準三、吉坂隆正、3人の日本人 の弟子たちが 実施設計を担った。当時坂倉事務所に勤めていた父の著作をブックショップで発 見! |
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Bunkamuraのザ・ミュージアムに「マリメッコ展」を見に行く。フィンランドを 代表するブランド「マリメッコ」は「マリーのドレス」を意味 するそうで、 1951年にヘルシンキでアルミ・ラティアによって創業され、大胆で個性的な プリントの布地で一世を風靡した。私が子供の頃はプリン トと言えば「小さな 花がら」のような時代、母の友人がフィンランドからのお土産と下さったその布 地には子供ながらに目を見張ったことを思い出す。 その布地で母が作った帽子 は「マリメッコ」と名ずけられ、私は長い間マリメッコは「帽子」と言う意味の どこかの外国語かと思っていた・・・。 |
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染色家の母はずいぶん影響を受けていたようで、子供の頃に使っていたテーブル クロスやランチョンマットにはマリメッコを彷彿させるものがいくつも ある。 母自身の技法は人間国宝・芹澤桂介氏に教えを受けた「型染め」で、型紙にのり を載せていくその工程を見るのも、ノリの独特の匂いや触感も大 好きで作業を する母の部屋でじっとその様子を見ていた私。同じパターンで色の組み合わせの 違う布が次々に染め上がって行くの見るのが面白く、見よ う見真似で私もオリ ジナル作品(?)を制作! |
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NHKホールにN響の演奏会を聴きに伺う。2015年9月、エストニア、タリ ン生まれのパーヴォ・ヤルヴィ氏がN響の主席指揮者に就任、直後に録 音され たCD,R・シュトラウスの「ドン・キホーテ」は2016年度第54回レコー ドアカデミー賞、管弦楽部門受賞に輝いたそう。ペルトの「シル エットーギュ スターブエッフェルへのオマージュ」は独特の旋律、トゥール作品「アコーディ オンと管弦楽のためのプロフェシー」ではラトヴィア生ま れの新進気鋭のア コーディオン奏者クセニア・シドロヴァがN響と競演。2幕目はフィンランドの 作曲家シベリウスの作品・・・とココのところすっか り北欧にご縁のある私。 初めてのNHKホール探訪も嬉しい。 |
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青山のグラスギャラリー・カラニスに「ガラスの雛人形ー はる雛はな祭り」展 を見に伺う。暖かい春の光にガラスの小さなお雛様がキラキラ輝いて、 春らし い素敵な展覧会。透明感のあるさりげない小さな物が好きな私、どれも可愛らし くつい手に取ってみたくなる。個性的な生花のアレンジも素 敵・・・。 |
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主人の大学の卒業制作展を見に行く。ゼミの学生さんのさまざまな想いの詰まっ た作品たち、模型とパネルを使ってコンセプトなど説明して頂きさなが らコン ペのプレゼンテーションのよう。模型やパネルも今では3Dカッター、3Dプリ ンターなどもあり思い描いたイメージを簡単に絵や形に出来るよ うになって、 さまざまな可能性が大きく広がることを感じる。 |
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毎年この季節になると主人の大学の卒業制作発表展で訪れる明日館。帝国ホテル 設計のために来日していたフランク・ロイド・ライトに自由学園の創始 者羽仁 吉一、もと子夫妻が設計を依頼したこの校舎、「簡素な外形のなかに優れた思い を充たしめたい」という夫妻の願いが設計の基調。 |
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1921年に竣工した建物とは思えない保存状態の良さに驚く。1997年に重 要文化財の指定を受け、その後3年を掛けて保存修理工事を施しその後 は結婚 式やコンサートなど広く一般に利用できるように解放し、重要文化財の「動態保 存」の成功例となっているのも納得。 |
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